院長あいさつ
院長 清水暁雄
経歴
関東鍼灸専門学校卒(2008年、25歳)
鎌ヶ谷総合病院神経難病医療センター研修生(2009年、26歳)
同年、松戸にてあかつき堂鍼灸院開業、
2013年、市川市に移転(31歳)現在に至る。
全日本鍼灸学会会員、積聚会会員、アンチエイジング美容鍼研究会会員
保有資格 はり師、きゅう師、アンチエイジング美容鍼ライセンス
プロフィール
名前 | 清水 暁雄 |
出身地 | 千葉県松戸市 |
趣味・特技 | ITFテコンドー(1段)、読書、映画鑑賞、ギター |
好きな作家・クリエーター | 小島秀夫、京極夏彦、冨樫義博、岡田斗司夫 |
よく聞く音楽 | ロック、クラシック、ジャズ |
好きな酒類 | ビール、ワイン、ウイスキー |
好きな企業 | APPLE、オリエンタルランド |
保有資格 | はり師、きゅう師、アンチエイジング美容鍼ライセンス |
最近ハマっていること | 初動負荷トレーニング、太極拳 |
休日の過ごし方 | 家族でお出かけ |
今後の目標 | 銀座か麻布エリアに出店すること |
院長あいさつ
この度はあかつき堂鍼灸院のHPをご覧いただきありがとうございます、代表の清水です。
あなたはなぜその仕事や生活を選んだのでしょう?
そしてそれに満足しているでしょうか?
私の場合、大学を経てなぜか鍼灸の道に入ることになりました。
ようやく見つけた自分行くべき道!いいえ、そんな大層なものではありませんでした。
でも、今は胸を張って言えます。鍼灸師で良かったと。
私が治療家を目指したきっかけ
あなたは今、どんなきっかけで鍼灸を受けようと思い、検索しているのでしょうか?
- ココの鍼灸や美容鍼は私に合っているかな?
- 初めての鍼灸で不安と期待でドキドキ
- 何度の鍼灸は受けたことがあるけど他の鍼灸院も気になってきた。
私にも鍼灸を受けるに飽き足らず、鍼灸の道を志したきっかけがあります。
不純な動機
あれは忘れもしない大学2年の夏休み。
私が鍼灸の道に行くきっかけとなった出来事は、テコンドーサークルの稽古中に膝の怪我をし、接骨院で施術を受けその場で痛みが引いたことに感動したことです。
当時19歳の私が「人を治す仕事」に興味を持った最初の瞬間です。
こう書いてみると一見まともに見えますが、実は裏があります。
大学4年を迎えても、スーツを来て会社に勤めるというイメージが全く湧かなかった私。膝の怪我で接骨院を経験したときから「人を治したい!」というその場しのぎの志の願望から大学卒業後、鍼灸専門学校へ行って学生時代を引き伸ばす、という行動をとっただけのことなのです。
まさに現実逃避。
その証拠に就活をしたこともないし、その整骨院で受けた施術は鍼灸ですらないし、ましてや鍼灸(しんきゅう)の読み方もよく知りませんでした。ダメ押しに、卒業した大学から鍼灸専門学校は目と鼻の先です。いかにズルズル学生のままいたかったかがわかると思います。
ここまで読まれた方は、「ここの鍼灸の先生、大丈夫!?」って思うかも知れません。でも困ったことにどの話も本当なのです。
鍼灸専門学校での苦悩
鍼灸師になるべき崇高な志などなかった私。大学卒業後、なんとなく通い始めた鍼灸専門学校生活は苦痛の一言でした。
理由は簡単。「なんで鍼灸をやっているのか?」という根本的な動機などなかったからです。
そんな私でも3年間の鍼灸専門学校を卒業し国家資格を取得しました。
卒後、鍼灸院勤務をしながら、27歳で松戸で鍼灸院を開業した2009年ころ、ある総合病院のご高名な神経内科の先生に出会うことになります。
この出会いは、毒にも薬にもならなかった中途半端な志を徐々に変えていくことになります。
総合病院の研修生生活で得た一生もの
そこでは神経難病に苦しむ方々を鍼灸施術させて頂き、鍼灸効果をデータ化し2010年に論文発表をさせていただくという極めて貴重な経験をさせて頂きました。
その経験は次に集約されます。
- なぜその人は病気になったのか?ならない人と何が違うのか?
- たとえ病に陥っても回復に向かう人とそうでない人の違いは何か?
- 鍼灸が対応できる範囲を明確にしながら、同時に鍼灸の可能性を突き詰めて行きたい
病院の経験以来、これは私の鍼灸師人生のテーマの一つとなりました。しかし当時は難病の方の鍼灸施術を重ねれば重ねるほど、芽生えようとしている志は挫かれました。
なぜなら劇的に回復される方もいるのは確かですが、多くのケースではやはり病状が進行し、経過と共に患者さんの死に直面することも多くあったからです。
患者さんのお葬式に列席させていただいた時期が続いた頃は、無力感ばかりが募る毎日でした。
「なんて自分は無力なんだろう、、なんで鍼灸をやっているのだろう?」
神経内科の先生のひとこと
そんなことを見抜かれていたのでしょう、その神経内科の先生にある日こう言われました。
「西洋医学の世界では薬は症状、病名がなければ処方できない。しかし、君のやっている東洋医学はどんな症状であれ、患者さんの身体それ自体を診るのだから、病名にとらわれる必要はない。
患者さんを診る角度が、東洋医学と西洋医学とでは、まったく逆なのだ。」
これを聞いて私ははっとしました。わかっていたつもりでしたが、日々業務に追われていることで目の前のことがわからなくなっていたのです。
鷹は飛び立ったのか?
そんな思いがありながら、2013年に市川市に移転し来院の方も受け入れる体制を整えました。
2016年の夏、ハワイ大学の人体解剖実習で出会った鍼灸師の先生経由で、私は名古屋で開業されている美容鍼の師匠に出会います。
この先生との出会いは私の鍼灸師人生で最大の衝撃でした。誰より何より鍼灸が好きで、全身からそのオーラが見えるほどだったからです。
そしてこの先生から感謝と謙虚、これが鍼灸のすべてであると知ることになったのです。今ではその出会いが私の志をより成長させた最大の礎となっています。
先生は出会い間もないころ、私を次のように例えました。
「君は飛び立つ前の鷹だね」
つまりまだお前は飛び立っていないんだと見抜かれたのです。
はっきり言って図星でした。
ようやく発見した鍼灸をやる動機
白状すると、生まれてこの方、やりたいことがどこかにあるはずだと心のどこかで感じながらも、ときどきはしゃぐだけでなんやかんやと動かなくていい理由、やらなくていい理由を貼り付けて生きていました。
理由は簡単。
その方が楽だからです。
何事もそうですが、なぜそもそも「それ」をやっているのか?根源的な動機がなければ人は動かないし動けない。つまり動機と行動が一致するかどうか。
そういう意味では今の私は、かなり幸運な人間だと実感しています。
何しろ現実逃避していた私が、恩師や沢山の患者さん達との出会いによって確実に「鍼灸をすることが生きることであり使命」になっていったのですから。
きっかけはなんでもいい
人は出会いによっていくらでも、良い方に変化するものです。初めのきっかけなど何でもいい、経験上そう言い切ることができます。さあ、今の私は果たしてどうなったのでしょう?
- 大空をまさに羽ばたいている鷹なのか?
- それともやっぱりまだ飛び立てていないのか?
- いや、そもそも鷹なのか?
あかつき堂鍼灸院にお見えになった暁には、ぜひあなたの目で判断してください。あなたとあかつき堂鍼灸院の出会いは、私たちの未来をきっと明るくするものと心より信じています。