大河ドラマに頻繁に出てくる鍼灸施術。その真価は?

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こんにちは。あかつき堂鍼灸院の清水です。

ようやく晴れ間が出てきましたがその分あつくなりますので体調にはお気をつけ下さい。

さて、みなさんは時代劇を見ますか?

今はNHKで「青天を衝け」が放送中ですが、2020年に放送された「麒麟がくる」をご存知でしょうか?

「麒麟がくる」は織田信長を討ったことで知られる明智光秀が主人公としたNHK代59作品目の大河ドラマです。

名だたる大名も受けた鍼灸

もちろん最大の醍醐味は、光秀が信長を討つまでの話でしょうが、鍼灸師としては鍼治療やお灸治療、漢方治療シーンが頻繁にでてくるところが興味深いです。

例えば有名大名がわざわざ鍼灸師を城によんで、お灸等の治療を受けるシーンがでてきます。

他には漢方薬を作って売ったり、中には長谷川博己さん演じる主人公、明智光秀自ら鍼灸治療を求めて鍼師の家を訪れるシーンがあります。

もちろん麒麟がくるはドラマであり、登場する鍼灸師や漢方薬を作る人も架空の人物で、明智光秀自ら治療を受けにいったかは不明です。

現代と中世の医学の違い

現代なら、湿布や鎮痛剤で無理やり痛みをとめる、風邪をひいたら風邪薬を飲んで無理やり症状をとめる等といった対症療法(西洋医学)が主流ですが、幕末~明治時代には西洋からこうした技術が入ってくるまでは、蘭学が主流だったのです。

昔は衛生面も悪く、栄養状態も悪かった。だから沢山の人が飢餓や病気で死んでいった。

ということは、鍼灸、漢方は常に人の「生き死に」に直結して深く関わってきたということです。

もちろん、それしか方法がなかった、ということも考えられますが、その時代からあった鍼灸が今でも生き残っているということからいかに当時から価値のあるものだったかが伺えるのではないでしょうか。

鍼灸や漢方の治療を受けられない人もたくさんいた。

現在は日本は豊かになり、インフラ設備により衛生面は良くなり、栄養状態も昔に比べ格段に良くなった。

だからこそ今、東洋医学、私なら鍼灸で、皆様の自然治癒力を高めて健康にできる、そう信じています。

今回もありがとうございました。