病気になる前に対策すべき理由。
こんにちはあかつき堂鍼灸院院長清水です。
対処療法という名前をきいたことがある方もいると思いますが、簡単に言うと応急措置や応急手当のことです。
例えば、お腹が痛いと病院で下痢止めや腹痛止めの薬がだされます。
確かに痛みは止まりますが、じゃあそれで治ったことになるのか?
- もしそれが食中毒だったら?
- もしそれが感染症だったら?
- もしそれがガンだったら?
痛みを抑えただけで病院は治っていないわけです。
痛みを抑えただけで治った気分になっていたら病気に対する危機感は薄れ、病気はさらに進行してしまう可能性すらあるのではないでしょうか?
加えて薬には副作用もたくさんあるので、飲み続けると体に次第に負担がかかってくる可能性が高くなってくる。
聴いた話ですが元メジャーリーガーのイチロー選手は怪我に結び付くような危険なプレーは避け、体の柔軟性などに注意をくばっていたそうです。
だからこそ45歳まで現役を続けることができたらしく、最近では草野球の試合にまででているようです。
ちなみにプロ野球の平均選手寿命は約30歳とのこと。
これを病気で例えるなら、病気にならないような生活を心がけ、病院になっても回復がしやすい状態にしとおかなくてはなりません。
僕は鍼灸師ですが、鍼灸施術は根本的な施術を大切に考えています。
というのは、症状に対して鍼灸を施す、のではなくその症状が生じる体の根本的な背景はどこにあるのか?と考えます。
これを東洋的には精気の虚、一般的には自己治癒力の低下と表現します。
鍼灸によってその精気の虚を補正していくというふうに考えるわけです。
つまり体の見方が現代医学と東洋医学ではその考え方は正反対といえます。
まとめるとこうなります。
- 現代医学(西洋医学)の最大の功績は救急対応(対処療法)
- 東洋医学(鍼灸、漢方薬、栄養療法など)は根本治癒をめざす+病気にならない体を維持をめざす。
- 危ない時に一時的に西洋薬を使うのは良い、しかしずっと使っていつづける副作用というリスクも、同時に考えるべき。
- 病気を治してくれるのは自分の体の自然治癒力である。
- 一番良いのは病気にならないように気をつけること+病気からの回復を早める状態にすること
- 鍼灸は根本的治癒をめざす。
僕ももうすぐ40歳ですがテコンドーの全日本大会で入賞をめざしトレーニングを続けています。
やりがいがあって楽しいです。
怪我をしないよう、病気にならぬよう、毎日気をつけて生きています。 皆さんも健康で楽しい人生をぜひ歩んでください。
今回もありがとうございました。