春バテにご用心!
こんにちは、あかつき堂鍼灸院院長の清水です。
最近は温かくなってきましたね!
まさしく「春」
こうした季節の変わり目は体調を崩す方が多くなる傾向にありますので、どうぞご自愛ください。
夏バテならぬ春バテとは?
さて、皆さんは「夏バテ」を知っていますか?
ほぼ全員が知っているでしょう。
では「春バテ」は?
実は僕も最近知りましたが、おそらく夏バテを春にした造語でしょう。
「春バテ」で検索すると沢山のページがヒットしますからぜひ検索してみてください。
閲覧してみると春の影響により
- 体がダルくなる
- やる気がでない
- 頭が重い
- イライラ
- 胃腸の不調
- 等でると書かれていました。
こういった症状を鍼灸・東洋医学の面からみてみても、こうした症状がでる原因は大きく二つ考えられます。
①寒暖差が多い
人間は一定の体温を保つために自律神経がそれをうまく調整していますが、急に温かくなったり、寒くなったりすると、体がビックリしてそれが体調不良の形で現れる。
②気圧の変化が激しい
気圧とは地球の大気によって体に圧がかかることです。よく天気予報で高気圧や低気圧という言葉を聞きますが、簡単に言えば強い圧と弱い圧ということだと言えます。
ということは、
高気圧は、体が気圧によって支えてくれる、ということ。
一方で、低気圧は体を支える圧が弱まるので高気圧時に比べれば体の負担は増しやすいのではないか?と考えられます。
例えば、こちらの論文「気圧や気温の変化が痛みに与える影響について」では以下が書かれています。
引用元:理学療法学Supplement 2008 (0), A3P3054-A3P3054, 2009公益社団法人 日本理学療法士協会
つまり、少なくとも気圧の低下は痛みの影響を与える因子である。と。
一般に高気圧は晴れ、低気圧は雨の天候になりやすいですが、雨の日は古傷が痛む、頭痛や不調が多いと言われますがあなたはどうでしょう?
その気圧も季節によって変化し、人間の体も気圧に対応できるよう自律神経が体を調整してくれるのです。
春は三寒四温と例えられるように天候の差がとても激しいシーズンですし、春から夏にかけてはもちろん梅雨があり、低気圧が幅を効かせるのが日本の四季の特徴ですね。
ということは高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わることが多いと自律神経がうまく調節されず、不調におちいってしまいやすい、とは考えられます。
簡単な対策
ではどうするか?
- 暑いときは適度に水分を補給し体を冷やす。
- ただし冷たい水は冷やし過ぎるのでNG、常温程度が良いでしょう。
- 寒いときはしっかり着込み、お風呂でしっかり温めましょう。
- 白湯を飲むのも効果があります。
- もちろん運動も良いです。
鍼灸師として一言
夏バテと春バテの1番の違いは、夏バテは主に夏の暑さとその暑さをなんとか冷やそうとするために利用する、冷房、冷たい飲食が体を疲れさせるのに対し春バテは天気天候の暑さと寒さが交互に来る変化に体が追いつかないことだと考えられます。
しかし大事なのは、体を常に一定に保とうとすることです。
つまり、体を季節に合わせて手入れをすること。
僕も人間なので体調は崩します。
しかし周りの人たちより体調を崩しにくい自信はあります。鍼灸院のお客さんのためにも体調を崩すわけにはいきませんから。
日々、やっていることはシンプルです。
定期的な運動(テコンドー歴20年以上)
- 冷たいものをグビグビ飲まない
- 酒を飲まない
- 寒いときは白湯を飲む
- 風呂でしっかり体を温める
- 本を読んだり、動画をみたり楽しむ、つまりしっかりだらけてストレス発散。
- 後は友人に鍼灸やってもらうことがたまにあります。
- しかしながら、当たり前のことを当たり前にやる、やり続けることは結構難しいことだと思います。
もし皆様に「あっこれはやってなかった!」と思う節があれば、一つずつでも良いのでやってみてください。
健康がなければ人生は楽しめないと思っています。
こんかいもありがとうございました。