首の付け根が痛い症状の鍼灸

30代女性で首の付け根の痛みを主とするケースを今回は取り上げます。

  • スマホの使いすぎ
  • デスクワークによる長時間同じ姿勢でいること

現代人にとって首の症状がないという方の方が珍しいでしょう。多くの方に当てはまる改善例をご紹介させていただきます。

主な症状

この方は数年前より上記の症状があり、生理前だと特に辛くなるということでした。

首の症状なのに、生理の前により辛くなるというのは、体は全て繋がっていているのだと再認識させられます。東洋医学は体全体を施術対象としますからこういった症状は得意分野といえます。

鍼灸施術のペースは原則週一で行いました。

初回鍼灸施術の体の変化

  • 左首の付け根のコリ
  • 背部は右側のコリ
  • 左膝裏のコリ

などが見られました。10→4程度コリが緩み、次回の施術の対策を考えることにしました。

生理前になると症状が強くなるということからやはり、血の巡りの滞りが症状を悪化させる要因の一つだというふうに判断し、2回目の鍼灸施術を行っていきました。

2回目の鍼灸

初回よりも痛みが少し増したとのことで、これは好転反応(体が治ろうとしているときに起こる不具合)だと判断しました。

手順に従い鍼をしていき、今回は背骨上のツボ【督脈】にポーッと温まり血行をよくする気持ちのいいお灸を加えました。大体10→7程度の変化が見られました。

3回目の鍼灸の自覚的変化と体そのものの変化の違い

以前の痛みは10→7になったとのこと。

もう少し効果を出したいと焦るところだが、体はその刺激を「どのように受け取り反応するか」を第一としているので、体の変化は重要視するが自覚症状の変化は追わないこととしました。

4回目の鍼灸

10→3程度に自覚症状の改善が見られた。3回目までと同じように体を触診し、然るべきところに灸をしました。この時点として首の痛みについては問題なくなってきたので以後、症状がぶり返しそうなときにご来店されるペースに落ち着きました。

鍼灸治療は、痛いところ、辛いところに鍼や灸をするとは限りません。そう言われると一見不思議に思われると思います。

  • 辛いところに鍼をやって欲しいんだけど。
  • 痛いところに鍼するから血行が良くなるんでしょ?
  • 違うの?

そんなふうに思われるかもしれません。もちろん、体が改善するならそのようにしますが、多くの場合、90%程度は辛いところに直接的に鍼をするということなく改善しています。

鍼灸を受けるリスクなど

鍼灸治療の鍼は痛くありませんし、お灸も気持ちのいい範囲です。それは自律神経を安定させ血流をよくするためのとても重要な要素だと考えているからです。

  • 鍼が痛いのではないか?
  • お灸が熱いのではないか?

不安になる必要はありません。ぜひご安心下さい。あえてリスクがあるとすれば、体が改善していく段階で鍼灸治療後一日程度、体がだるくなる、ねむくなる、かえって症状が一時的に強まるということです。これは瞑眩、または好転反応といいます。

ゆっくり休んでいただければなんら問題ありません。2~3回程度施術を受けていけば自然となくなっていく反応です。

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また当鍼灸院では特許庁登録済みの電気を流す美容鍼【アンチエイジング美容鍼】を行なっています。千葉県初、市川市では当鍼灸院のみが行える卓越した技術です。もしご興味あればどうぞお気軽にお問合せ・ご予約ください。