季節は秋へ、それってもしかして自律神経の疲れかも!
みなさんこんにちは。あかつき堂鍼灸院院長清水です。
秋の真っ最中。気温も冬に近づいて来ました。
いつも季節の変わり目には自律神経の乱れが起きやすい方が多いと感じます。
というわけで、今回は「なんとなく不調だけど原因がわからない人が多い」ことについての基本的な対策について書いていきます。
そもそも自律神経とは?
私はよく書籍やネットで鍼治療はもちろん、医学関連全般に目を通しているのですが、よく見かけるのが「調子がなんか悪いから病院で検査したけど特に悪いところがない」というケースです。
こういう人は「自律神経が乱れているために調子を崩している」可能性があると考えています。
まず自律神経とは何か復習しておきましょう。
自律神経とはまさに「あなた自身の体自らが律している」神経で、あなたの意思でさえ思い通り動かすことができません。
どういうことか?
腕をあげたりしゃべったりするのは自分の意思でできますが、心臓を止めたり、いきなり気絶することはできませんよね?
そのほか、血圧調整、血液の流れの調整、発汗、体温調整、睡眠、消化、吸収、ホルモンバランスの調整、、例をあげればキリがありません。
それがずばり自律神経の働きです。
24時間営業中
自律神経は24時間人間の体を整えてくれています。
そのお陰で我々の体は健康を保てるのです。
しかし何かが原因で自律神経が乱れてしまうことは生きていれば誰にでもおきます。
むしろ自律神経が乱れたことがない人なんていないと思います。
そう、たとえば。
自律神経が乱れて起こる症状例
- 頭痛
- 肩が凝る
- 動悸がする
- イライラしたり不安を感じる
- 胃腸の不調
- 吐き気
これらの症状になる原因、あるいは要因
- ストレス
- 暴飲暴食
- 運動不足
- 睡眠不足
- 体を冷やしている(体を冷やす行為をしている)
もちろん、総括して言ってしまうと上記の症状はすべて「血流悪化」をもたらします。
血流悪化が起こると自律神経は乱れます。
参考までに書籍の一部を紹介しましょう。
マンガでわかる 自律神経を整える習慣・運動・メンタル 監修 小林弘幸 マンガ かしたな・サイドランチ 108ページによると
「自律神経を整えるうえで運動が効果的というなら、その理由とはなんでしょうか。もっとも大きいのは、血流を促すことです。
(中略)
血流はひとつひとつに酸素と栄養を運び不要なものを排雪する役割を担っています。その働きが悪化すれば、心身に不調が生じるのは当たり前。
人間の体はすべての臓器が連動して作用するので、お互いに影響を受けやすい。おのずと自律神経のバランスも崩れてしまいます。」
と書かれています。
いつも言っていますがまさに万病一源。血の流れがいかに大切かがわかります。
簡単な自律神経を整える対策
食事 たんぱく質を中心にバランスよく食べる。高たんぱく質 低糖質がおすすめ。
運動 散歩でも良いし ストレッチでも血流をよくすることができます。
スポーツをやっている人はこの点では有利でしょう。
ストレスを溜めすぎない
人間社会で生きる以上難しいことですが、できるだけストレスになるものは避け、発散できる趣味等を持ちましょう。
鍼灸師として一言
病院に行っても調子が悪い原因がわからない、そんな時は自律神経が乱れているのかもしれない ということをお話し、簡単には原因と対策を述べました。
できる人は本当にしっかり自律神経対策ができてしまうのですが、かなり稀なケースです。
私は鍼灸師なので、やはりそんな症状がおありなら鍼灸をおすすめします。
実際鍼灸治療で自律神経が整った方々がいらっしゃいます。
多くの方が冷えが原因で血流悪化から症状がでていたと考えています。
もしよろしければみなさんもお近くの施術院で鍼灸治療をうけてみてください。