鍼灸は脊柱管狭窄症の痛みに有効か?
脊柱管狭窄症は、血管や神経が圧迫されることで痛みや痺れ症状が腰部や足に出るとされます。歩くと症状が出てくることが多く、前傾姿勢など特定の姿勢になると楽になるのが特徴です。
病院での治療
リハビリ療法や投薬、時には手術が選択肢に挙げられます。基本的に湿布、痛み止めなど保存療法となることが多いです。脊柱管狭窄症の原因は主に加齢によるものとされ、手術が適応になることもあります。しかし、できるだけ避けたいところでしょう。そのために鍼灸ができることはあるでしょうか?
鍼灸治療による見立て
現代医学による脊柱管狭窄症はまさに脊柱管にこそあると判断されるわけですが、当鍼灸院が行なっている鍼灸治療「積聚治療」では異なる見立てのもと施術させていただいています。
鍼灸で考える原因とは何か?
脊柱管に原因があるのではなく、真の原因は脊柱管に病変を生じさせた「何か」だと当鍼灸院の鍼灸治療では考えています。
その「何か」とは一般的な言葉では「冷え」「自己治癒力の低下」東洋医学的にいえば「精気の虚」といいます。(以下、冷えと表現します)
鍼灸は血流をよくするために行う
冷えが体の血流を滞らせ、脊柱(骨)にまで滞りを作り出した、と見るわけです。
つまり原因と結果が現代医学とは逆転して考えることになります。
脊柱管狭窄症が加齢によるものだとするなら同じ年齢の人が全員その症状が出なければならないはずですが、実際はそうではないですよね。
この差異は年齢だけで言えることではなく、その症状を起こさせるに至った冷えが真の原因なのではないか?そんな考えで鍼灸治療は組み立てられているのです。
- 人生で経験した怪我
- 社会的環境の変化、ストレス
- 生活スタイルの負担
- 睡眠時間、質
- 食生活
- 普段の運動の有無
など実に様々で数値化できない要素からその人の冷えの度合いを推し量り、体を観察することでさらに詳しく推測していきます。
もちろん個人差はありますが、実際にそのような診断がなされたケースでも鍼灸によってその場で痛みが緩和、減少するということが見られることはよくあります。
諦めないで、一度鍼灸という選択肢を選んでみるのはとても価値があると当鍼灸院では考えています。ぜひ一度市川市にあるあかつき堂鍼灸院にぜひお気軽にお問合せください。