円運動と螺旋運動が鍼灸の極意?
1つのものを続けることが得意とは思わないが、先日、都内で私が学生時代から取り入れている鍼灸施術法、積聚治療の講習会に出席した。
この施術法を学んでもう14年になる。
「もう」というのか「まだまだ」というのかわからないが毎日飽きもせずに続けている。
皆さんにも多分長く続けている趣味、仕事があると思うが、飽きることなく続けているのはそれ自体1つの才能なのではないかとふと思う。
いや、人の体はまだまだわからないことばかり。飽きている暇などない。そんな風にも思う。
で、その講習会で新たな発見があった。というかあまり理解できていないのでメモとして今回書くことにする。
刺さない鍼の応用
鍼にも様々な種類があるのだが、刺さない鍼(てい鍼)についてである。鍼は通常先が尖っているがてい鍼先の太さ2ミリ、直径5センチほどの言わただの金属の棒である。
この刺せない鍼「てい鍼」を通常の使用時では肌へ垂直に設置し圧迫するのだが、今回の講習会でやったのは、鍼を皮膚へ垂直に当てたあと圧迫せずに一方向(時計回り、もしくは反時計回り)へ「くるくる回す」という手技だった。
つまり円運動を起こすということ。いや正確にいうと円運動ではないらしい。
なぜそれが重要なのか?
円から螺旋へ
キーワードは次の通り。
- 陰陽太極
- 太陽系を回る惑星
- しめ縄
- 縄文土器
- ブラックホール
- DNA
- 易
など。
上記の共通事項は「螺旋」である。
なんとなくすべて円運動のように思える。しかし太陽系を回る惑星は太陽の周りをぐるぐる回っているように見えるが実は太陽も時速7万キロほどのスピードで進んでいる。この状態を真横からみると螺旋運動をしている。その他は割愛。
重要なのは円運動でなく螺旋運動であるというそのことらしい。
てい鍼をくるくる回すことを臨床で行い、どのようなことなのか経験し、まとめてまた後日見解を書いていきたいと思う。