レコーディングダイエットの考案者にはまる。
ふしぎの海のナディアや新世紀エヴンゲリオンの製作会社であるガイナックスの元社長、岡田斗司夫さんにハマっている。
食べたものただ書くだけのレコーディングダイエットの考案者であり、著作「いつまでもデブだと思うなよ」といえばご存知の方もおられると思う。
なぜ僕がこのおじさんにハマっているか?
とにかく話が面白い。もともとはハンターハンターという週刊少年ジャンプで連載されているマンガについてネット検索していたらYouTubeでこの人に行き着いた。
このおじさんの話す内容は基本的に「おたく」のそれである。
いつもの世界が違って見えるおもしろさ
漫画やアニメはもちろん映画の論評、はたまた経済や歴史まで、画面の前で語り尽くすのだが、その様がとにかく面白すぎるのだ。
たとえば、「となりのトトロ」というアニメ映画があるが、そもそもトトロとはどういうものなのか?今まで思っても見ない見解で語る。
- 曰く、トトロは縄文文化と関連がある
- 曰く、もののけ姫の続編がとなりのトトロである
- 曰く、もののけ姫に出てくるコダマがトトロである
映画の1シーン1シーン見せながら、なぜそういえるのか?なぜ宮崎駿はこんなことを考えてこのシーンを作ったのか?いや、作らざるを得なかったのか?
そんなことを一つ一つ紐解いて新たな価値を生んで行く。だから何度も見た映画でももう一度見たくさせる。
まだ誰も知らないことを語っている太っちょのおじさんの姿がとてもカッコよく僕には映っている。
解釈が世界を変える、かも。
ところで、既存のものに新たな視点から「実はこんな見方もできるんだよ」というのに東洋医学は長けていると思っている。
たとえば、便秘。
一般常識では、老廃物の排泄以外何者でもないということになっている。一方東洋医学では、体内にある便には体温がある。
ゆえに、便を排泄するとは、熱を捨てること。したがって体に十分な熱量がなければ体は便を出そうとしない。
これが便秘である、と考えるのだ。
突拍子もない見方に思えるかもしれないが、事実東洋医学ではそのように体を見立てている。
だから、便秘を治すには、体が自ら温める環境を作ってあげること。鍼灸の役割は体の血流を改善することなので非常に効果的である。
そんな風にいつでも違った角度から世界を見ることができれば岡田さんがある著書で語る、「俺によれば世界はこう語れる」という域に達することができるかもしれない。
そこまで行きたいなぁと最近常々思っている。