梅雨を乗り越える手軽な東洋医学の知恵
梅雨です。皆さんどうお過ごしでしょうか?梅雨は雨が多い、だから湿気も多い、そしてジメジメした暑さが続くと思ったら意外と寒い日もあるという結構イヤな時期ですよね。
このシーズンをいかに楽に乗り越えるか、東洋医学の知恵をお教えしたいと思います。
「風邪」と書いてなんと読む?
東洋医学では「邪」という考え方があります。
「風邪」という言葉を聞いたことがあると思います。
これはなんと読みますか?
もちろん「かぜ」です。でも東洋医学的には「ふうじゃ」と読みます。
「かぜ」はぴゅーっと吹き、体の体温を奪います、その結果、自己治癒力が不足していたら風邪を引く。つまり通年を通して風は、最も基本的な体にとっての外的刺激であり、自然現象といえます。
ひとくちに風邪といっても東洋医学ではけっこう意外な考え方をすると思いませんか?
では、風もあれば、暑さ、湿気、乾燥、寒さも当然あります。それぞれなんというでしょう?
湿邪に気を付けろ
答えは、風邪を合わせて、暑邪、湿邪、乾邪、寒邪の五つです。
そのうち、湿邪はこの梅雨の時期、体を不調に追い込んでいきます。
さてじゃあどうしたらよいか?
- 暑い時は適度にエアコンのドライ機能をを上手に利用する。
- 就寝時は寝冷えしないように気を付ける。
- 冷たい飲み物を飲み過ぎない、習慣にしない。
- 白湯で胃腸を労わる。
- お灸をして余分な水分を排除する。
エアコンや寝冷えはイメージつくと思うので割愛します。では、白湯やお灸ってどういうこと?
湿邪(しつじゃ)は読んで字のごとく、湿気が体を蝕むということです。不調としては、だるいむくむ、冷え症など。
そんな時はお灸でケア!お灸は薬局やAmazonで手軽で買えますから、それを膝の内側にある陰陵線や、お腹の冷えているところや、失眠という踵のツボに据えてみましょう。
お灸の熱は余分な水分を排泄してくれる役割があります。重要なのは、暑い、湿気が強いからといって体を冷やしすぎないということです。冷えは体の巡りをどんどん滞らせていきます。気をつけましょう。
冷たい飲み物は胃腸の働きを低下させ、それが長引けばいわゆる秋口辺りに夏バテを引き起こしてしまいます。その予防として白湯を習慣にしてみてください。
このジメジメした梅雨をより快適に過ごしていきましょう!ではまた!
今回のまとめ
- 6月〜7月初旬は梅雨の季節、湿邪に気をつけよう。
- 白湯やお灸で体の流れを整えよう。
- 体の内外から冷やしすぎに注意しよう。