首筋が張るからといって首を揉んでも治らない基本的な理由
自覚的に首が凝る、張るといってもそのプロセスはそう単純ではありません。
大きく分けて2つあるのではないかと考えています。
- 単純に首筋が凝っているため首筋や頭痛がある
- コリが作られないほど体の弾力が少ないため頭を支えきれないので凝りや張りとして自覚している。
1は鍼灸施術としては単純。
そのこりや張りを緩めれば済む。鍼灸施術を受けられる方の全体の4割くらいの印象です。
ということは、実際には、2が多いということになります。
どういうことかというと、単純に自覚的にも他覚的にも一致したところにあるコリは、コリとしてまだ若い。
でも2は、コリが体に作る力がない、というふうなら判断する。
しかもその状況はその人の体の状態で個々に判断しなければならないほど個々で事情はことなる。
だから、画一的な鍼灸をしても治りにくい。
この凝りや張りの違いは東洋的には1を実、2を虚というふうに判断します。
- 実を言い換えると熱症状。
- 虚を言い換えると冷え症状。
実は、熱ですから鍼ではその熱を発散させるためにささっと鍼を操作しめす。
虚は熱が足りないわけですから、鍼をじっくりして、お灸で体を温めるとい必要があります。
鍼やお灸を使ったからといって作業的に鍼灸施術を行なってもなかなか効果的なものにならないのはそういう理由があります。
いい鍼灸を受けようと思ったら、鍼灸整骨院もいいですが、鍼灸専門の施術院へ行ってみることをおすすめします。