医者で「異常なし」。でも鍼灸が有効になり得るシンプルな理由
こんにちは、市川市、あかつき堂鍼灸院の清水です。
鍼灸施術のとくに得意とするのは病院で異常なしと言われた症状、つまり不定愁訴です。
- イライラする、だるい
- 言葉では説明できない辛さ
- 腰が痛い、肩がこる、背中が張る
- 緊張が取れない
などなど、お医者さんからは「そうですか」と一言言われるだけの病気や病名がつかない状態ですね。
これを東洋医学的には未病と言ったりします。つまり病気の手前。
この対策として重要なのは基本的なことをまず抑えること。
- バランスの良い食事
- 食べ過ぎない
- 十分な睡眠、質のいい睡眠を取る
- 過度なストレスは避ける
分かっててもなかなかできない、
やってるのに辛い、
そのようなケースは多いです。
さて、お医者さんでは科学的なデータをもとに体を診るので、そこに引っかからないものは原則、「異常なし」ということになります。
でも体をしっかり触診しているわけではありません。
しかしながら、この肌に直接触れる触診によって得られる情報は実に多いのです。
たとえば、
- 体のどこどこが痛い(主観的情報)
- 体の凝り、逆に無力さ
- 冷えている部位、汗をかく部位
- 乾燥、もしくは冷たくて湿っている
などなど科学的検査では評価に値しないこれらの情報こそが僕たち鍼灸師には宝の山とも言える判断材料なのです。
この変化こそ体をガラリと変える可能性がある、ということ。
そして、ここに医者では「異常なし」でも、鍼灸なら大丈夫かもしれないという根拠がある。
科学は客観的でなくてはなりません。つまり誰の目から見ても明らかであることだけが価値がある。
痛みは客観化できない
でも、たとえば体の痛み一つとっても実は客観化できる方法はないのです。
ということは痛みは主観的であり、Aさんの痛みとBさんの痛みを比べることはこんなに科学が発達した2020年でさえできません。
僕たち鍼灸師は、こう言った客観では把握できない、いわば主観的な情報を頼りに施術を行なっています。
お医者さんにいってもなかなからちがあかないのであれば、鍼灸施術という方法もあるのだと頭の片隅に覚えてくれると嬉しく思います。
そして、実際、鍼灸施術を受けてみて「こんなによくなるなら、もっと早く鍼灸を受ければよかった!」と思っていただけるような鍼灸施術をしていくよう日々努めています。