あなたが信じた治療法を選べばいい理由

ベストセラー、「サピエンス全史」によると、ヒトが文明社会を築くのに必要だったのは、噂話、物語、神話、宗教、法律、など「虚構」によって秩序を創ること。虚構がなければヒトの社会は多くとも100数十人程度の少ない集団としてしか機能させることができない、とのこと。

だから文化のある集団、国には必ず建国神話(日本なら古事記)がある。また「人種のるつぼ」と言われるほど様々な人種が生活するアメリカなら独立宣言という「物語」が必要だった。

つまりは虚構によって今日の文明社会は成り立っている。

虚構とは存在しないもの。

しかし存在しないものをヒトは「ある」と信じる能力がある。

これを本書では「認知革命」と表現しています。

この文脈で考えると当然、言葉、お金(経済活動)も虚構ですね。

では重力(引力)は?

物理現象でありこれは虚構ではなく自然法則です。

重力(引力)は物質同士を引き寄せて、物質としての形をとります。

この重力で引き寄せられた物質を人の体で例えてみましょう。

僕たちの体は重力によって形作られているわけですが、寿命を迎えると物質同士が離れて無に帰します。

つまり、その間約100年間にわたり、この僕たちの体を支えている体は生きている限り絶え間なく働き続けます。

この力を自己治癒力と言い換えることはできないでしょうか?

つまりは生命力。

重力も自己治癒力も目に見えませんが体を観察するとその現象(温かい、凝っている、冷たい、汗をかいているなど)としてたしかに観察できます。

この体を観察することで、今どのくらい体に自己治癒力が備わっているのか確認して鍼灸によって回復させていく、それが鍼灸施術です。

しかしながら鍼灸施術には東洋医学という「物語」によって治療体系が作られています。

つまりこれも所詮は、物理を基本として自己治癒力という物語として作りあげた虚構である事になる。

では科学は?

もちろんこの理屈に従えば虚構でしょう。

理由は物理現象にヒトの解釈が加えられたものであり、どんな科学データであろうと、そのデータを観察するのがヒトである限りそこにはデータを取ろうとした(そして取った)意図が入り込むからです。 

最も法則に近いものがあるとすればたとえば、E = mc²などの物理学でいう数式なのかもしれません。(すみません数学は苦手科目だったので詳しいことはわかりません^^;)

しかしその数式を、数式のまま理解することはできません。「数」が発見なのか発明なのか僕は分かりませんが、その「数」は他の数に代入され、それを行おうとししたヒトの意図が入り込み、かならず言葉によって翻訳されるからです。

言葉で表現される限りそれは物語であり虚構になってしまう

だから鍼灸は効果があるのか、医学ならどうか?という問いに本当は意味なんてないのかも知れません。

だから、あなたの価値観と、鍼灸や科学の物語が上手く合致すればどれを選んでもいいのではないかと思います。

ではどうするか?

HPやTwitterその他SNSなどの情報を精査して、自分の価値観と似ていると感じた施術や治療法をまずは選んでみることをおすすめします。