不安に運動は効果的!では、運動を習慣化するには?
こんにちは!あかつき堂鍼灸院の清水です。
仕事、人間関係、健康、、日々私たちはあらゆる不安と隣合わせで生活しています。
ベストセラー「ストレス脳」では、平均寿命30歳前後(感染症、飢餓、殺人、出血、出産が主な死因)の長きにわたる狩猟採集民時代の脳の構造で生きてる私たちは、幸せを感じるためではなく生き延びて子孫を残すことのみに進化した。」と書いてあります。
つまり
日々周囲に敵がいないか?
獲物はいないか?
そこは安全か?
という環境をいちいち正確に知りたいためのいわばセンサーが「不安」なのです。
ということは「不安」は生き残り戦略上正しく、日々不安に感じることは実は脳にとっては平常運転だということになります。日々、不安で当たり前ということになるでしょう。
でもその不安とどう向き合っていけばいい?
脳が狩猟採集民時代からほぼ変わらないならどうしようもないのでは?
そんなことを思いますよね。でも対処法があります。それはなんでしょう?
164頁に興味深い研究が載っています。それは「運動でうつになるリスクを下げられる」というもの。その理由が細かく書いてありますのでぜひご一読ください。
結論としては、運動不足が不安の一旦を担っており
「どういうメカニズムで脳がブーストされるのであれ、運動が精神の不調を予防し治癒する可能性を秘めていることを疑うなら、あなたは地球平面説を信じている人と同レベル」
であるとのこと^^;
なかなか刺激的な表現ですが、やはり、というべきか「運動」が健康のための一つのキーワードになってきそうです。
- 日頃運動している方→素晴らしい!
- これからしようと思っている方→good👍
- しようとしてもできない方→無理なく生活に取り入れましょう!
習慣化するには簡単な運動を短時間で。
運動の習慣化は、短時間でもいいのでその日に運動する時間を必ず作ることです。
例えば、毎日腕立て目標30回を掲げたとしても運動そのものが習慣化していなければ三日坊主は目に見えています。
なのでまず運動する時間を1秒でもいいので確保し1回だけの腕立てでもいいので必ず行うという習慣作りです。
つまり最初は「運動する」というハードルを限りなく下げる。
1週間後は5秒で2回、、2週間後には10秒で4回、、と徐々に増やしていく。
自分の体力に合わせて2ヶ月くらいかけてペースを作れれば、無理なくある程度の強度の運動が習慣化できるはずです。
ロンドン大学の研究によれば物事が習慣化するまでの平均日数は66日だそう。
意外と時間がかかるものですね。
でも、運動がまるで歯磨きをする感覚になったらしめたもの。
歯磨きしないと口の中が気持ち悪い、運動しないとなんだか気持ち悪い、そんな感覚になったら勝ちです。
実際私はこれで筋トレを習慣化することに成功しました。
より確実に習慣化するには目標をもつ
たとえば私の場合、今年の夏カザフスタンで行われるITFテコンドーの世界大会を控えています。
この中長期的な目標があると、「あと〇〇日しかない」といういわば減点方式の思考になり、筋トレをしない日、稽古をしない日を作ることの方がもったいないという感覚です。
やらないともったいない、これは試合に出るでもいいし、夏までに5キロ体重を落とす!でもいい。とにかく中期から長期の目標設定をもつとより確実に習慣化させることができます。
是非やってみてください!
あかつき堂鍼灸院 清水