1日に2600回も触っているものに人生を支配されないために。

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 こんにちは!市川市あかつき堂鍼灸院の清水です。

スマホに触りますか?

スマホでこのブログを見ているかもしれせんね。

私も例に漏れずスマホの平均使用時間が5時間を下回ることはほとんどないヘビーユーザーです。

というかスマホ依存者そのものです。

スマホゲームをやらないのが唯一の救い(笑)

何回触れば気が済むのか?

さて、成人の場合、平均して10分に1回スマホをチェックしていると言われています。

さらに、多くの人々が夜中にもスホを使用しており、1日におよそ1度触れていまう。

タッチやスワイプの回数を数えると、なんと1日に2600回以上もスマホに触れているというデータも存在します。

1年間で約95,000回!!!

なんとも凄まじい数です。

スマホの画面がちょっとへこんでしまうんではないかという頻度!!

では、なぜ私たちはスマートフォンにここまで頻繁に触れてしまうのでしょうか?

その理由は、「スマホ」によれば、人間のが進化の過程で獲物の探索に適応してきたためです。

 人類の祖先は狩猟時代を経験し、木の実などの食物を手に入れるために木に登り、果実があるかどうかを確認しました。

このような探索行動は、高カロリーの食物を見つけるために重要だったのです。

生き抜く本能?

 自然の中では、手に入るものにはギャンブル的要素があります。

例えば、特定の場所で魚が捕れることが分かっていても、必ずしも捕れるわけではありませんよね。このようなギャンブル的要素は、人間のが過剰に評価するようにできている。

これは、狩猟時代に生き残るための適応として進化してきたものであり、ギャンブルに興味がない人は生存の可能性が低かったということ。

したがって、生き残ってきた人々はギャンブル好きになっていったという説です。

なかなか興味深いですよね。

 スマホによる快楽は、この進化の過程に関連しています。

実験結果によれば、スマホの使用自体で私たちの脳内に快楽物質が分泌されることがわかっています。

ギャンブルで得たものではなく、単にギャンブルを行うこと自体で報酬系のホルモンが放出されます。

そして、成功した場合には通常の報酬よりも高い価値を感じてしまうのです。

 例えば、メールの通知がある場合、そのメールが重要でないと分かっていても、開くだけで報酬系のホルモンが放出されます。

これは、何か重要な情報が得られるかもしれないという期待があり、実際に得られた場合にはさらなる快楽物質が放出されるためです。

 しかしこれは、私たちの脳が長い進化の過程で獲物とデジタルデータの区別がつかないようになっているためです。

はスマホの存在を進化の過程で考慮できないため、実際の獲物とデジタルな情報の区別がつかないのです。

それにより、生存に関わる獲物と、一時的な通知やメッセージなどを同じように評価してしまうのです。つまり、少しの情報にも過剰な価値を見出し、ドーパミンが放出されてしまうわけです。

スマホ依存

 このようなメカニズムによって、私たちはスマホに頻繁にアクセスしてしまうのです。SNSを頻繁にチェックしたり、ゲームでガチャを回したりすることで、さまざまな快楽を得ることができます。さらに、スマホは情報へのアクセス手段でもあり、私たちの知識やコミュニケーションをサポートしています。

そのため、スマホは現代社会において不可欠な存在となってしまっているのです。

やめたくてもやめられない。

かっぱえびせん状態。

スマホ断ちをするために

スマホ中毒と呼ばれる状態では、スマホを手放すことが困難になり、社会的孤立や仕事の低下などの問題が生じることもあります。

したがって、スマホの使用には適切な制御が必要ですし自己管理や時間管理のスキルを身につけることが重要です。

また、スマホを使っている時間を意識し、定期的なデジタルデトックスを行うことも有効です。

さらに、スマホ以外の活動や趣味に時間を割くことで、バランスの取れた生活を送ることができます。

スマホは便利なツールですが自己制御を持ちつつ、現実世界とのバランスを保ちながら活用しましょう。

対策

スマホを遠ざけるには、たとえば夜〇〇時以降は通知をOFFにしたり、寝室に持ち込まないのが効果的。

重要な知らせがあるのではないか?

とつい私たちが感じてしまうのは狩猟時代の脳が反応しているだけ。

そう自覚すれば次には違う手が打てるはずです。